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LLM VRAM(GPU メモリ)計算ツール

LLM の実行に必要な VRAM を見積もり、手元の GPU に収まるか判定。

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LLM VRAM(GPU メモリ)計算ツールとは?

LLM VRAM(GPU メモリ)計算ツールは、大規模言語モデルをローカルやセルフホストで「実行」するのに必要なメモリを見積もります。必要量≒重み+KV キャッシュ+実行時オーバーヘッドで、重み=パラメータ数×1 重みあたりのビット数÷8、KV キャッシュ=2×レイヤー数×KV ヘッド数×ヘッド次元×1 要素のバイト数×コンテキスト×同時シーケンス数です。モデル・量子化・デバイスを選ぶと、収まるか、余裕、収まる最長コンテキスト、生成速度の上限が分かります。

使い方

  1. モデルを選びます(またはパラメータ数・レイヤー数・KV ヘッド数・次元を入力)。あわせて重みの量子化を選びます。
  2. KV キャッシュの精度、コンテキスト長、同時に処理するシーケンス数を設定します。
  3. デバイスの容量と種類(単体 GPU・Apple ユニファイドメモリ)を選び、必要ならデバイス数とメモリ帯域も設定します。
  4. 収まるか、内訳、最長コンテキスト、量子化レベル別の比較表を確認します。

注意事項

  • 例:Llama 3.1 8B を Q4_K_M・コンテキスト 8,192 トークン・シーケンス 1 つで動かすと、重みが約 4.6 GiB、KV キャッシュが約 1 GiB で、既定のオーバーヘッドを含めて約 7 GiB です。
  • モデル仕様は Hugging Face の config.json と safetensors メタデータに基づきます。量子化のビット数は llama.cpp が Llama-3.1-8B で測定した値で、他のモデルでは多少異なります。
  • 推論に必要なメモリのみの見積もりで、学習やファインチューニングは含みません。実際の使用量は推論エンジン・バッチ・CUDA のバージョンで変わるため余裕を持たせてください。
  • すべてブラウザ内で計算されます。

よくある質問

LLM を動かすのにどれくらいの VRAM が必要ですか?

必要量=重み+KV キャッシュ+実行時オーバーヘッドです。重み=パラメータ数×1 重みあたりのビット数÷8 で、たとえば 80 億パラメータのモデルは FP16(16 ビット)で約 15 GiB、Q4_K_M(約 4.9 ビット)で約 4.6 GiB です。KV キャッシュはコンテキスト長と同時シーケンス数に応じて増えるので、両方を設定してください。

KV キャッシュとは何ですか?コンテキストが長いほどメモリを使うのはなぜですか?

モデルは 1 トークン処理するたびに各レイヤーの Key と Value を保存し、生成時の再計算を避けます。サイズ=2×レイヤー数×KV ヘッド数×ヘッド次元×1 要素のバイト数×コンテキスト長×シーケンス数で、コンテキスト長に比例します。グループドクエリアテンション(KV ヘッドが少ない)やスライディングウィンドウを使うモデルでは大幅に小さくなります。

どの量子化を選べばよいですか?Q4・Q5・Q8 の違いは?

ビット数が少ないほど重みは小さく通常は高速になりますが、品質は落ちます。Q8_0 は元に近く、Q5_K_M や Q6_K は一般的な折衷案、メモリが厳しいときの出発点は Q4_K_M で、Q3 未満になると品質の低下がはっきりします。現在の設定で各レベルが収まるかは表で確認できます。

MoE(混合エキスパート)モデルのメモリはどう数えますか?

すべてのエキスパートをロードする必要があるため、重みは各トークンで実際に使われるパラメータ数ではなく「総パラメータ数」で計算します。一方、生成速度は「アクティブパラメータ数」で決まるため、MoE はメモリを多く使うわりに極端には遅くない、という特徴があります。

Apple Silicon のユニファイドメモリはすべて使えますか?

通常は使えません。システムの既定では GPU が使えるのはユニファイドメモリの一部(おおむね 3 分の 2〜4 分の 3)なので、「Apple ユニファイドメモリ」を選ぶと 75% を利用可能として扱います。実際の設定に合わせたい場合は「利用可能な割合を指定」を選んでください。

複数の GPU の場合はどう計算しますか?

重みと KV キャッシュは各カードに均等に分割され、各カードが固定の実行時オーバーヘッドをそれぞれ負担すると仮定するため、単一カードより合計はやや大きくなります。実際の分割方法(テンソル並列・パイプライン並列)や通信のオーバーヘッドは推論エンジンによって異なるので、余裕を持たせてください。

どれくらい正確ですか?学習やファインチューニングも含みますか?

計画用の見積もりで、対象は「推論」のみ(重み、KV キャッシュ、調整できるオーバーヘッド)です。実際の使用量は推論エンジン(vLLM、llama.cpp など)、バッチ、CUDA のバージョン、ページング KV の設定で変わります。学習やファインチューニングは勾配・オプティマイザ状態・活性化などではるかに多くのメモリを要し、このツールの対象外です。

生成速度の上限はどう見積もっていますか?

1 トークンを生成するたびにアクティブな重みを 1 回読むため、バッチ 1 では上限はおおよそ「メモリ帯域÷1 トークンあたりに読む重みのバイト数」です。計算律速・KV キャッシュの読み取り・ソフトウェアのオーバーヘッドを無視した理論上限なので、実際の速度は通常これより低くなります。デバイスの帯域を入力すると表示されます。

デバイス

よくある容量
デバイスの種類
詳細:実行時のオーバーヘッド
%
収まる — この設定はこのデバイスにロードできます。
重み4.58 GiB
KV キャッシュ1.00 GiB
実行時オーバーヘッド1.46 GiB
合計7.03 GiB
デバイスごとの必要量7.03 GiB
デバイスごとの利用可能量22.08 GiB
余裕15.05 GiB
このデバイスで収まる最長コンテキスト131,456
このコンテキスト長での最大同時シーケンス数16
生成速度の上限(目安・トークン/秒)—

量子化レベル別の比較(現在の設定)

量子化レベル別の比較(現在の設定)
量子化bpw重み合計収まる?
FP323229.92 GiB34.91 GiBいいえ
FP161614.96 GiB18.45 GiBはい
Q8_08.50087.95 GiB10.74 GiBはい
FP887.48 GiB10.23 GiBはい
Q6_K6.56336.14 GiB8.75 GiBはい
Q5_K_M5.70365.33 GiB7.87 GiBはい
Q5_K_S5.57045.21 GiB7.73 GiBはい
Q4_K_M4.89444.58 GiB7.03 GiBはい
Q4_K_S4.66724.36 GiB6.80 GiBはい
Q3_K_L4.29794.02 GiB6.42 GiBはい
Q3_K_M3.9963.74 GiB6.11 GiBはい
Q3_K_S3.64293.41 GiB5.75 GiBはい
Q2_K3.15932.95 GiB5.25 GiBはい

モデル仕様は Hugging Face の config.json と safetensors メタデータに基づきます(2026-10-20 確認)。量子化の bpw は llama.cpp が Llama-3.1-8B で測定した値で、他のモデルでは多少異なります。

これはモデルを「実行(推論)」するために必要なメモリの目安で、学習やファインチューニングは対象外です。実際の使用量は推論エンジン(vLLM、llama.cpp、TensorRT-LLM など)、バッチ、CUDA のバージョンによって変わるため、余裕を持たせてください。

計算式と前提
  • 重み=パラメータ数×1 重みあたりのビット数÷8。
  • KV キャッシュ=2×レイヤー数×KV ヘッド数×ヘッド次元×1 要素のバイト数×コンテキスト×シーケンス数。スライディングウィンドウのレイヤー(Gemma 2 など)はウィンドウ長までしか数えません。
  • 実行時オーバーヘッド=デバイスごとの固定量+重みの一定割合。経験則であり調整できます。
  • 複数デバイスでは重みと KV を均等に分割し、各デバイスが固定オーバーヘッドを負担すると仮定します。
  • 速度上限=メモリ帯域÷1 トークンあたりに読む重みのバイト数(バッチ 1、計算律速は無視)。